ISO9001を必要としている会社とは?

このブログを見ている皆さんに至ってはISO9001とは?という事前情報を調べた結果、このブログに辿り着いている事でしょう。
ですが、興味・調査をする前はいかがだったでしょうか?
かくいう私もISOコンサルタントという仕事に関わるまでは知識は皆無でした。実家が建設業を営んでおり、ISO9001・14001・45001を取得していましたが、「毎年スーツ着た人が1日中事務所にいるなー」と言うイメージでした。
ISOとは完結に言うと「最低限度のルールを全世界単位で共有する事」です。その中でISO9001とは「品質マネジメントシステム」と言い自社業務のシステムをルール・標準化し、作業内容・作業能力に関係なく同等の製品・サービス(接客・契約説明 等)を構築(マネジメントシステム)してく事です。

さて、ここからが本題ですが上記のISO9001をなぜ取得していくのか?
お金を掛けてまでやる事なのか?、自社で独自に構築してしまえばいいのではないか?と言った疑問が出てくるでしょう。
実情を言うとISOを取得するきっかけになったほぼ8割以上は下記の内容が取得理由となっています。
・取引先からの要求(例:取引先からの監査が1年に1回現場視察に来るが、ISOを取得する事で3年に1回になる為)
・親会社からの要求(例:親会社からの監査が1年に1回現場視察に来るが、ISOを取得する事で現場視察自体が無くなる為)
・官公庁が公表する入札の参加要件に含まれている為
・建設業の総合評価入札時の加点項目に含まれ、入札時に有利に働く為
等、どこかしらからの要求がほとんどです。
残りの2割は
・ISOを取得する事で社会的ステータスをアップさせ、新規顧客の獲得に臨む為
・自社品質の向上を行う為
等があると思います。
残りの2割は営業時・契約後の初回訪問時等でお会いすると良く聞かれる言葉ですが、質問を繰り返していく内に8割の理由へと変化していきます。
勿論、例外もあるとは思いますし、入札要件にも絡むし社内意識の改善にも取り組んでいきたいという両方取りの会社もあります。
上記のような際、ISO9001を取得すると言った社員からの反発は必ず出てきます。
・余計なルールが出来てまた面倒になる
・現状でいいじゃないか
・誰が担当するのか
等、現場という最前線で従事されている方にはかなり敬遠されてしまいます。

私どもとお付き合いさせて頂く際には現場の方々に負担をお掛けしません。
・現場に寄り添い意見を聞き
・面倒な作業は弊社で作成し
・必要と思ったルールはこちらでマニュアルというルールブックに反映していきます。
ISOを行う作業員をアルバイト感覚で雇用すると言ったイメージです。

ISO9001をなぜ取得するのか?
その答えをよく検討してみて、
・取引先、親会社からの要求
・総合評価入札の加点項目
・取得要求が出ているが、社員から誰が担当するのかと言った声が出ている。

上記の内容でISO取得が滞っている企業様は是非一度私どもへご連絡ください。
必ず力になって皆さまを目的の方向へ道案内致します。

自社で取得してこそ真のISOだ!、マネジメントシステムを真に構築するのは自社でしか出来ないという企業様は是非一度自社で頑張ってみる事をお勧めします。
ルールが煩雑になったり、社員が退職し引継ぎもままならない状態で後任者に引き継ぐ事になり、アウトソーシングをするタイミングが出てくる事でしょう。
その時にもう一度検討してみてください。自社がISO9001を取得する事になったのかを。