ISO審査員研修

ISO審査員の年度研修なるものに行ってきた。
ここではどこの審査機関かは伏せておく(調べればすぐわかるのだがあえて内緒にしておく)
法的要求等の更新状況や審査機関としての審査の在り方を勉強する事が出来た。
審査と言えば、コンサルタントをやる上で顧客から一番愚痴を頂くのは
「昨年審査員が●●を直すべきと言ってた癖に、今年の審査では●●は以前のままがいいと言われてはあ?って思った」とよく言われる。
そう、審査はあくまで審査員が審査員資格をもった”人間”である為、一個人の所感がどうしても強くなってしまう。
その為、ISOの規格要求を順守しているかを確認するはずが、いつの間にか「個人の所感」が+され、個人規格なるものが出来上がってしまっている。
私が所属している審査機関は月に1回、必ず研究会を行う。・審査員が疑問に思っている事 ・審査をする上で困った事 ・報告書、ヒアリングのやり方 等を質問・ディスカッションし、可能な限り審査内容を「統一化」できるよう努力している。
現場主義を掲げ、重箱の隅をつつくのではなく会社としてのリスクをISOの規格に照らし合わせながら発見してくれる良い審査機関だと思っている。

審査員同士で言う事がずっと違っている審査員や、それを改善しない審査機関もあると思う。
その時は審査機関を一度見直してはいかがだろうか?
金銭や手間はそれほどないので、是非一度検討する事をお勧めする。